
下記はニューオリンズ在住の日本人ギターリスト「真野 博生(ヒロナリ)」氏が、ヒロナリ氏のWEB SITE「GO-AHEAD 」内「ニューオリンズ時事通信」で掲載されたものを、ヒロナリ氏並びに管理人様の許可を得て改行位置、マークアップを修正変更後、掲載しています。「要約」は、naka が編集しました。是非コラム原文をお読みください。
『ニューオリンズミュージシャン自身によるニューオリンズ復興支援イベント』開催実現の為に、
招聘するにあたり、
等等のバックアップをしていただける方々を募っています。シリル・ネヴィルのほうからも考えられないような低予算でのギャラを了解していただいてます。
下記のお願いに関してなんですが、やはり、時間があまりにも無い・・・というのがそうとうネックとなり、断念せざるをえない状態になってます。
そこで、プロモーターの方とも相談した結果、11月末から12初め、という時期に仕切り直しすることにしました。
早速、シリル・ネヴィルにも相談したところ、断念するよりも、多少遅くなってでも日本ツアーを決行させたい・・・。との思いらしく、自身のスケジュールもなんとか合わせてもらえる模様。
にしても、依然、予算等に関しては???な状態に変わりはありません。引き続き下記に関してのヘルプ募ってます。
よろしくお願いします。
アメリカではハリケーンの被害が起こってから3〜4日後には、グラミー賞受賞シンガー達が集って大々的なチャリティーコンサートが行われた。その迅速さには目を見張るほどのものがある。そして、今でもその手の活動は続々と行われている。大規模な支援金が集められる、という点ではとてつもない効果のあるイベントであるし、その支援を受けることの出来る被災者の方々にはものすごく大きな助けになることであろう。
が、ここで僕は少し視点を変えたところから、そして、ニューオリンズのミュージシャンという立場からもう少し違うアプローチの活動をしてみたいと思ってる・・・。そして、今実際、シリル・ネヴィルと一緒に「こんな事」出来ないだろうか?と、考えているアイデアがある。
「こんな事」とは・・・
現在散り散りばらばらに避難生活を送っているニューオリンズミュージシャン達を(有名・無名を問わず)一同に集めコンサートイベントを行う。有名どころは野外等の大きなステージで、バーボンストリートあたりのみで仕事をしていた無名ミュージシャン達には、夜のクラブでの演奏を行ってもらうように振り分ける。
ここでポイントなのは、あくまでも有名・無名に関わらずなるべく仕事をしていた総てのニューオリンズミュージシャンに出演してもらう…ということ。そして、イベントに賛同してくれる他の有名ミュージシャンにも参加を呼びかけてみる。ミュージシャンの数を考えると数日の日程が必要と思われる。
このイベントの最大の趣旨は、ニューオリンズミュージシャン達に仕事を与え、収入を得るようにすることはもちろんだが、ほぼ総てのニューオリンズミュージシャンに参加してもらってニューオリンズミュージックの祭典を行う事により、みんなにこれからの希望を与えられるのではないか・・・という点である。
そして、特に意味のあるポイントは、そのイベントの収益金をニューオリンズ復興資金に充てることで、ニューオリンズのミュージシャン達が、自分達の街を自分達で復興させる為のヘルプが《出来るんだ!出来たんだ!》という思いを叶えられること。
そして、最も悲惨な状況を享受してしまった人達には、《我らの同胞・我らのニューオリンズミュージック》がこの悪夢のニューオリンズを救おうとしているんだ・・・と思ってもらえることにあるんだと思います。
とにかく今僕は、あのニューオリンズを鮮やかに彩ってきた有名・無名のミュージシャン、音楽をやっていくことにしか生きていく道を見い出せないニューオリンズミュージシャン達に希望の火を灯す活力になるような演奏をさせてあげたい、否、してもらいたい・・・。
なぜなら、彼らは1800年代の終わりにジャズが発祥してから今までの間、そうして音楽と一緒に共生してきたのだから・・・。
さきほどのイベントがもし実現されるとした場合、もちろんイベント自体の運営はアメリカのプロモーターやアメリカの政府及び自治体に委ねられるわけですが、出発点というか、このニューオリンズミュージシャン達の思いを叶えるための支援の波をまずは日本から興したいのです。ニューオリンズの音楽というアメリカの文化の中でも最も重要な文化のうちのひとつに焦点をあわせて支援をする、といった世界的にみても目に見えて判りやすい復興支援は住民に対する影響力から考えてみてもとても有意義な支援になるはずだと思ってます。
さらに、ブッシュ大統領や連邦政府の救援活動の遅延や不足、対応のまずさが国民の反感を買っている現在、日本とアメリカの関係を踏まえた上でこのようなイベントを全面的に両政府がバックアップすることで、今までの画一的な支援だけでなく、ニューオリンズの特色を尊重した支援ができることを自国民にアピールできると思います。
毎年ニューオリンズで開催されるジャズ&ヘリテージフェスティバルには、ヨーロッパや日本から大変な数の音楽ファンがニューオリンズを訪れていることもあり、ヨーロッパに対しても、イラク対策で不協和音が鳴った関係にも悪くはない影響を与えることができるのではないでしょうか。過去にフランス領・スペイン領であったニューオリンズは、アメリカ国内でも特殊な文化を保持しており、その点をアピールすることで、ヨーロッパの支持を得ることも可能だと思われます。
ニューオリンズ在住にして世界的にも名声のある「NEVILLE BROTHES」のシンガー&パーカショニスト、シリル・ネヴィルさんのバンドを招聘し、数本のライブギグを行ってもらい、テレビ・新聞・雑誌等の出来得る限りのマスコミでシリルさん自ら『ニューオリンズミュージシャンによる復興イベント』の必要性、重要性を説いてもらう。
とにかく、このシリル・ネヴィルBAND招聘の最終目的は、義援金を集めるというよりも、イベント開催実現に向けたムーブメントを興し、もっと大きな組織が動いてくれるような波にしていくことにあります。最終的には、日本政府公認の支援となり、いくつかの企業がスポンサーとして名乗り上げていただけるほどの波を作りあげられれば言うことないんですが・・・。
イベントが開催された暁には、NHK当のメディアに映像を記録してもらい、後にDVD等として発売し、その収益金も復興資金として寄付すればもっと大きな支援となることでしょう。
真野 博生(まの ひろなり)
ここ数日の間で、シリルはすでにテキサスの知事やオースティンの市長達に声をかけているようです。ただ、もっと大きな波にしていかないと僕の主張する「有名・無名に関わらず」という本当に重要なポイントまで掌握されるのかが分かりません。無名なミュージシャンにこそ仕事を与えられるチャンスを作ってあげたのです。
大物ミュージシャンが、テレビや大イベンントで演奏するのを観る度に、きっとみんなは自分達もプレイしたい・・・と、ウズウズしているに違いないんやから。彼らは、生まれながらにしてのミュージシャン達なんやもん。
そこで、先ほどのラフな企画原案にもあるようにシリルのバンドで強行なJAPANツアーを行いたいんですが、なんせ、10月の17日から27日の間、とそれまでに時間が無いので(シリルの多忙なスケジュールのため、そして11月以降…と、あまり日が開いてしまうとそれだけオースティンで進めようとしているミュージックイベントの企画が遅れる事の危惧)ライブ自体の宣伝も出来ないし、ツアーにかかる費用がどれだけ捻出できるのかまったく分かりません。
シリル・ネヴィルのほうからも考えられないような低予算でのギャラを了解していただいてます。その上、新聞やNHK等のメディアからは、もうインタビュー等のオファーはいただいている状態です。なんとか、ニューオリンズの生の声の代表としてシリルに大使となってもらいたい・・・というのが僕の願いです。
そこで、『シリル・ネヴィル&Tribe 13』の日本ツアーに関して、10月17日〜27日の間に、我が自治体でライブイベントを起こしてもいい、場所を提供する、移動費及び移動手段の協力はする、宿泊所を提供する、等等のバックアップをしていただける方々を募っています。
協力出来る・・・という方、まずはこのHPの管理人アドレスのほうにメールをいただけないでしょうか?その後、日本で僕が懇意にさせていただいているプロモーターの方の連絡先をお教えしますのでぜひ連絡をとっていただきたいのです。はっきり言って僕なんぞに何が出来るのか分からないほど急で大きな運動なんですがとりあえず一歩を踏み出したいんです。
いちニューオリンズミュージシャンとして、藁にでもすがる思いでこれを書いてます。もちろん日本も数日前の台風などで大変なことになっていることだと思います。そんな中、思い上がったお願いをしてしまっているのかもしれませんが、これは、10年近くニューオリンズで暮らし、これからもニューオリンズのミュージシャン達と共にしていこう・・・と思っている僕の精一杯の思いの文章です。ニューオリンズの音楽に心を癒してもらったという方、あの音楽の街にもう一度行ってみたいという方々の中で、力を貸して頂くことの出来る方達の声を待ってます。
最後まで読んでくれてありがとう・・・でした。
真野 博生(ヒロナリ)